★ブルートレインの写真から★
2009年1月20日〜29日付掲載
ブルートレインの写真を引っ張り出してきました。
第一夜は、彗星。
初めて追いかけた列車です。
長期取材も、この彗星がきっかけでした。
まだまだ暑かった3年半前の秋。
のんびりとした九州をゆっくりと旅した思い出があります。
南宮崎にて撮影。
第二夜は、日本海。
この日記では頻繁に登場しますが、現在は1往復で青森までの運転。
3年前までは、2往復運転のうち1往復が青函トンネルをくぐって北海道 函館まで運転されていました。
初めて列車で北海道に向かった記念すべきブルートレインです。
ED79電気機関車が牽引する日本海、今では見る事が出来ません。
雪が舞う青森駅にて撮影。
第三夜は、これまた懐かしい出雲。
山陰地方の景色と出雲を絡めて撮影する為に、城崎温泉から餘部、鳥取、米子を通って出雲市へ。
約250km、車での追っ掛けは長かったです。
山を越え、田畑をひた走る出雲は、力強いイメージがあります。
餘部鉄橋と出雲との写真を載せようか迷いましたが、たまには雰囲気を変えて・・・
田んぼが続く直江〜荘原にて撮影。
第四夜は、皆さんの予想を裏切り、北斗星です。
豪華な個室ロイヤルをはじめ、これまでの夜行列車でおなじみの開放2段寝台、食堂車やロビーカーなど、バラエティ溢れる設備を誇り、列車で旅する事を目的としてデビューした印象を受けます。
安く済ます為、開放B寝台で上野まで乗車しましたが、夜の帳が下り、窓の外に流れる灯りと ちらつく雪を眺めると、気分は「津軽海峡冬景色」の様に。
しんしんと雪が降る青森駅にて撮影。
第五夜は、なは。
大和言葉や風土、更には生き物や天体。
ブルートレインの名称は、これらから名付けられているものですが、「なは」という名称は沖縄の本土復帰を願って付けられたもの。
その経緯を知らなかった子供の頃から、ヘッドマークのイラストから、南国気分溢れる印象を持ち、他の列車とは少し違うなぁとぼんやり思っていました。
併せて、関西を発着するブルートレインの中では、目にする事が少なかった為、廃止直前まであまり撮影もしていませんでした。
もう廃止されて約10ヶ月になりますね。まだ記憶に新しい列車です。
写真は、全区間を単独運転する最終日の新大阪にて撮影しました。
第六夜は、銀河。
仕事を始める様になってから、この列車には最も憧れを抱いていました。
いつか、東京へ仕事をしに行くのに利用するぞと。。。
願いが叶ったのは、奇しくも大阪から東京へのラストラン。
銀河は、夢叶った自分を乗せ、2008年3月14日 最後の旅へと出ました。
写真は新大阪駅にて撮影。
第七夜は、富士。
いつも購入する鉄道模型(TOMIXさん)の車両セットや線路のパッケージには、必ずといっていい程、この富士号がイラストで入っていました。
かつて、単独で運転していた頃、東京〜下関間を牽引していたEF66。
そこに付けられたヘッドマークは富士山をモチーフにした山の形。
富士といえば、小学生の時から始めていた この鉄道模型のイラストです。
現在は、「はやぶさ・富士」と連結されている為、同区間のヘッドマークは両方がデザインされた丸い形。
現在、山の形のヘッドマークは、九州でしか見る事が出来ません。
それも、あと1ヶ月半で見納めに。
鉄道模型のパッケージを見る度、あのヘッドマークを見たくなります。
写真はテールマークですが、新山口で撮影。
第八夜は、超大穴 あけぼの号です。
いやぁ、、コメントに苦労しております・・。
なんせ、実際に見たのも2・3回だけ。
しかし、日本海同様まだまだ夜汽車の雰囲気が濃く、北斗星やトワイライトエクスプレスの様な派手さは無くも、地元の方の足としても根付いているブルートレイン。 早く乗ってみたいものです。
真夏の青森県、長嶺駅付近にて撮影。(撮影したのは私じゃござんせん)
第九夜は、あかつき。
山陽、九州への旅行といえば、「あかつき」中心に組んだものです。
しかし、貧乏旅行の為、寝台にするか座席にするか悩むも、思い出作りという名の下、横になれず辛くなるのを分かって、あえてレガートシートを選んだものです。
同行メンバーが考えた回文「あかつき、きつかあ」の名言も、今となっては良い思い出。
最も利用し、撮影したのも多く、旅の楽しみを教えてくれた列車です。 惜しい限りです。
写真は、長崎駅にて撮影。
今夜、第十夜で最終回となってしまいました。
最後は、はやぶさ号です。
小さい頃から、絵本や写真で見た「はやぶさ」。
理由抜きにして、その存在の憧れから「カッコイイ」の一言でした。
小学校の頃 「はやぶさ」の写真が入った消しゴムや筆箱などを買ってもらっては、自分でも下手くそながら、写真を見ては絵を描いたものです。
シンプルながら力強いヘッドマークのイラスト。
かつては、東京〜西鹿児島、約1500kmという最も長距離を結んだ列車。 文句なしの名列車です。
間もなく、この「はやぶさ」号も廃止となり、東京駅や九州からは、ブルートレインが消えてしまいます。
約半世紀、時代を支え続けたブルートレイン。
早さや便利さ、更には安さを求め、新幹線や航空機、夜行バスが主流となってしまった現代には、ブルートレインも取り残されてしまいました。
あと少しで、その使命を全うしようとしています。
まだ「はやぶさ」号には乗車しておらず、廃止まで乗車できるか不明ですが、最後ぐらい看取ってあげたいものです。
もう一つ、思います。
ブルートレインしか感じられない旅情や憧れ。
移動手段だけの問題だけでなく、そんな人々の想いも満ち溢れていた時代でした。
しかし、現代それらを感じる事自体が薄らいできたと思います。
いつしか、その存在すら忘れられるかもしれません。
しかし、ささやかながら願っています。
またいつの日か、そんな時代が戻ってくる事を…
最後の写真は、九州から長旅を終え、ひっそりとした東京駅に到着した「はやぶさ」号です。
(数年前に撮影しましたが、ここ最近ではこんな ひっそりとしたシーンは撮影できないと思います。)
ブルトレ日記、最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
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